グループホームは認知症のケアがメイン!

グループホームにおける介護職の仕事内容は多岐に渡りますが、比較的身体介護は少ない傾向にあります。
身体介助というよりも、認知症の進行を妨げるための活動に力を入れることがメインになります。そのため、認知症について深く学びたい方にとって、最適な職場だといえます。

グループホームの業務において、利用者さんたちと一緒に料理などを行うのも大切な役割の一つです。認知症の高齢者を受け入れているため、その傾向が強くなります。
認知症の高齢者の場合、料理などを一緒に行う事で認知症の進行を遅らせることができます。利用者さんの過去の経験などを活かして、グループホームの中で役割を持ってもらう時もあり、その際には介護スタッフがサポートにあたるようになります。

また認知症の方は新しい出会いを認識するのが非常に困難です。そのような理由から少人数制を採用しているグループホームがほとんど。そうした中、介護スタッフとして家庭的な雰囲気を作り、じっくりと一人の利用者さんに向き合っていくのも大切な仕事です。

そして認知症の方は、記憶が抜けていたとしても、個人個人で不安を抱えていたりするもの。いつでも相手を思い、柔軟に対応していくことが求められる職場だといえます。

グループホームは、認知症のスペシャリストになりたい人に向いている現場です。意思疎通が思うようにいかず、なかなか難しいことも多い現場ですが、そこを乗り越えることができれば、介護士として飛躍的なスキルアップになることは間違いないでしょう。